8月に入りガソリン価格が値上がりを続けています。
お盆の帰省などで車で遠出をする際に、ガソリンの請求を見て驚かれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
なぜこのタイミングでガソリンが値上がりし続けているのか気になりますよね。
ガソリンを少しでもお得に入れる方法がないかと考えてしまいますよね。
ここでは、なぜガソリンが値上がりしているのかをお伝えしつつ、少しでもガソリンをお得に入れる方法を紹介しています。
ガソリンの値上がりでその理由やお得に利用する方法を検討中の方は参考になさってください。
ガソリンはなぜ値上がりするのか
上記グラフはレギュラーガソリンの全国平均を示していますが、現在のガソリン小売価格はレギュラーで1リットルあたり180円前後となっています。
高速道路SAの給油所や地域によっては既に1リットルあたり200円を超えている場合もあります。
1リットルあたりのガソリン小売価格が180円を超えるのは15年ぶりと言われていますが、前回ガソリン小売価格が180円を超えたのは2008年7月から8月にかけてでした。
そして、2023年の8月現在も1リットルあたりのガソリン小売価格が180円を超えており、200円も超えそうな勢いとなっています。
ガソリンがなぜ値上がりするかについてですが、いくつかの要因があります。
原油価格の高騰もガソリン価格高騰の一因
ガソリンの原油を精製して作られるため、原油価格の高騰はガソリンの小売価格の値上がりに大きな影響を与えます。
日本の主な原油輸入先は中東地域でサウジアラビア・アラブ首長国連邦・カタールなどとなっています。
原油に限った話ではないですが、物の価格というものは需要と供給のバランスにより決定されます。
供給量を上回る需要がある場合については価格は上昇し、供給に対して需要が少ない場合については価格は下降します。
需要について見てみるとコロナ禍では様々な制限があったため、各種イベントや旅行等も自粛傾向にありましたが、2023年5月からコロナはインフルエンザ等と同じ5類感染症へ移行されました。
コロナの5類感染症に伴い、自粛されていたイベントや旅行等も平常開催されるようになったことで、移動に伴うガソリンなどの燃料の需要は高まりつつある状況となります。
円安がガソリン価格を押し上げている
ガソリンの元となる原油は先ほどの項目でもお伝えしたように、大半を中東地域から輸入しています。
海外から輸入しているため、円相場の影響も受けてしまいます。
上記のようにドルに対して円が安くなると、ドル建てでは同じ金額の商品でも支払う金額は大きくなってしまいます。
このことから、需要と供給のバランスによる原油価格が一定であっても円安になることにより日本国内でのガソリン価格は上がってしまうということになります。
ガソリン補助金が段階的に減少、10月以降はゼロに
支給対象期間 | 2022年4月29日~12月 | 2023年1月~5月 | 2023年6月以降 |
補助上限額 | 35円 | 補助上限を35円から 25円まで毎月2円ずつ 引き下げ | 補助率を2週ごとに1/10 ずつ引き下げ、25円超の 部分は、補助率を2週ごと に0.5/10ずつ引き上げ |
基準額 | 168円 | 168円 | 168円 |
ガソリン補助金は上記のように、基準額を超える分について補助上限額を補助するものです。
2023年8月中旬時点では、10円程度が補助上限額となります。
ガソリン補助金は今後も段階的に補助上限額は引き下げられて行き、9月末で終了となる方針です。
そのため、10月以降も原油価格の高騰や円安によりガソリン価格が高騰したとしても補助は発生しないことになってしまいます。
※2023年8月22日追記
10月以降もガソリン価格高騰に対する激変緩和措置を続ける方向で調整に入りました。
現行のガソリン補助金の延長も含めて検討とのことですので、10月以降のガソリンの値上がりは若干緩やかになる可能性が出てきました。
是非、ガソリン補助金の延長を継続して欲しいところですね。
ガソリンをお得に入れる方法
ガソリンが値上がりする理由について理解はできましたが、少しでもガソリン代を安くしたいところですよね。
この項目ではガソリン代を安くするための方法を紹介します。
夏場
エアコンの使い方を工夫してガソリンに消費を抑える
車のエアコンはコンプレッサという装置をエンジンの動力で動作さるため、エアコンを使用すると燃費が1割前後悪化してしまいます。
そのため、エアコンの動作頻度を下げることでガソリンの消費を抑えることができます。
夏場、日当たりで車を停車していると、車内の温度は50度以上にもなります。
室内温度が上がりきっている場合には、窓を全開にし熱を車内に逃がしてからエアコンを使用することでガソリンの消費を抑えることができます。
くれぐれも熱中症にならないよう、無理のない範囲で行いましょう!
セルフスタンドを活用してガソリン単価を抑える
ガソリンスタンドには大きく分けると、スタッフが給油してくれるスタッフ給油スタンドと、利用者自身が給油するセルフスタンドがあります。
セルフスタンドは人件費を抑えることができるため、ガソリンの小売価格も安く設定されており、地域にもよりますが数円程度安くなる場合があります。
そのため、ガソリンを安く入れるためにはセルフスタンドの選択が効果的です。
アプリで最安スタンドを探す
同じ地域でもガソリンスタンドによってガソリンの小売価格には結構な差が出る場合がありますし、日によっては他のスタンドの方が安くなっている可能性もあります。
かといって、小売価格の安いガソリンスタンドを探し回っていては、その間にもガソリンを消費してしまいます。
そこでおすすめなのがガソリンスタンドの小売価格が比較できるアプリ「ガソリン価格比較アプリ gogo.gs」です。
「ガソリン価格比較アプリ gogo.gs」があれば、近所や旅先で一番安いガソリンスタンドをマップ上で探すことができます。
エネオスやコスモ石油などのブランドで絞り込んだり、セルフスタンドとスタッフ給油の絞り込みもできますのでとても便利です。
まとめ
ガソリンの小売価格が値上がりを続けていますが、原油価格の高騰や円安、そして国の政策など様々な要因が重なっている状況がわかってきました。
どれも個人の力ではすぐに変えることが難しいため、国の政策や国際的な情勢を注視していくしかない状況です。
少しでもガソリンを安くする方法についてもお伝えしてしてきましたので、ガソリンの小売価格が高いと感じている方は参考になさってください。
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